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犬の食事の基礎知識

毎日の食事が子犬の成長や健康の基本となることは言うまでもありません。
子犬のうちは特に食事に気を遣っていきましょう。


最近では、「自分の手作りのフード」を考える飼い主さんも増えているようですが、子犬にはドッグフードを与えるのが良いでしょう。
人と犬とでは必要な栄養素が異なりますし、成長のために栄養のバランスも重要だからです。
手作り食でバランスがくずれると、成長に影響が出やすい時期なのです。
ドッグフード(「総合栄養食」の表記があるもの)には必要な栄養素がキチンと計算されて作られており、犬にとって理想的な食事です。

まず、はじめはブリーダーさんのところで食べさせていたものと同じドッグフードを与えてください。
いきなり違う種類のものに変えてしまうと、食欲不振になるなど子犬の成長や健康に大きな影響を与えてしまいます。


ドッグフードを変えるときには、子犬の成長や健康面、体調や嗜好にあわせて選ぶと良いでしょう。
動物病院やペットショップのドッグフード売り場などで、小さくパッケージされた無料サンプルが配られていたりします。
これを今まで与えていたフードに混ぜて、嗜好などを確かめてみて下さい。

ドッグフードにもいろいろな種類があります。
パッケージに「総合栄養食」という表記があるものは、それと水だけで必要な栄養を満たすフード。
これだけ食べていれば大丈夫という印で、「ペットフードの表示に関する公正競争規約」により定められています。

ドッグフードには大きく分けて3つのタイプがあります。


カリカリのドライタイプ・カリカリのドライタイプ

水分含有量10%以下のドッグフードはドライタイプと呼ばれています。

かみごたえもあるので犬の歯の健康にもGOOD。

フードと一緒にお水を飲めるようにしてあげましょう。

弾力性のあるセミモイストタイプ・弾力性のあるセミモイストタイプ

水分含有量25~35%のドッグフードは半生・セミモイストタイプと呼ばれています。

ドライタイプよりも栄養価は低いようですが、犬の嗜好性は高いようです。

「開封後は1ヶ月以内に食べさせてください」としているフードが多いようです。

やわらかいウエットタイプ・やわらかいウエットタイプ

水分含有量が70%以上のドッグフードは生・ウエットタイプと呼ばれています。

肉・魚・野菜など種対が豊富なドッグフードですが、少し価格は高いようです。

栄養バランスがよいものには、「総合栄養食」と表示されています。
犬が食欲不振のときに、ドライタイプに混ぜて食べさせてもよいでしょう。

パピー(子犬)用

子犬のころは体重あたりの必要な栄養量が成犬よりも多いので、専用のフードが作られています。
成犬用より子犬用のほうが効率的に栄養が摂れるようにできています。
生まれたばかりの子犬のための離乳食や、幼年期の子犬のための高タンパクなドッグフードもあります。

成犬用

生後半年~1年ほどで成長は完了。必要な栄養の量が減るので成犬用のフードに替えます。
パピー用と同じブランドにするとスムーズに移行できることが多いようです。

シニア用

ドッグフードに含まれる余分な脂肪をカットした、高齢犬の健康維持をサポートする栄養素をバランスよく配合したフードです。

肥満用

肥満気味な犬のための低脂肪ドッグフードで、最近では脂肪の燃焼をサポートする成分が入ったものもあるようです。

栄養補完食

成長や健康維持のために必要な栄養素、ビタミンやカルシウムは欠かせません。これらの栄養素を補給するためのドッグフードです。

エサの与え方で中毒や肥満の原因にも!
人の残りもので、ごはんや味噌汁などを混ぜたものを与えてしまうと、
健康を害してしまう食材などがあるので十分注意してください。
犬は与えられると何でも食べてしまうので、飼い主がキチンと管理してあげることが大切です。


消化の悪いもの

エビ・イカ・タコ・貝類・乾燥ナッツ・こんにゃく・しいたけ・たけのこ、など

消化の悪いものを食べさせると、消化不良をおこし嘔吐の原因にもなります。
もし、犬に食べさせる場合には、細かく刻んで与えるようにして、ご褒美などでたまにあげる程度にしておきましょう。


お菓子・甘いもの

チョコレート・せんべい・ケーキ、など

人用のお菓子は犬にとっては糖質・脂質が多く、肥満犬になる原因となります。せんべいなどは犬にとっては塩分過多になってしまいます。また、チョコレートに含まれるテオプロミンは中毒症状を引き起こす原因になりますので、"絶対に"食べさせないよう注意しましょう。


特に鶏肉の骨は、噛み砕いたときに縦に裂けて割れます。そのとがった先端部分が、のどや食道、胃の壁に突き刺さる恐れがあります。同じ理由で魚の骨もNGです。硬くとがった骨の誤飲には細心の注意を払いましょう。


ネギ類・にんにく・ニラ

タマネギ・長ネギ・にんにく・ニラ、など

ネギ類には、犬の赤血球中のヘモグロビンを破壊する作用があります。症状としては、貧血でぐったりして呼吸が荒くなります。又、嘔吐・下痢・血色素尿(赤ワインのような尿)・黄疸・肝臓肥大などをおこすことがあります。ネギは加工しても毒性が消えませんので、ハンバーグ・すき焼き、また、その煮汁などを与えないようにしましょう。


加工食品

ソーセージ・かまぼこ・ハム、など

ソーセージ・かまぼこ・ハムなどの加工食品を、犬にたくさんあげるのはやめましょう。犬にとって塩分過多になるなることがあります。


刺激の強いもの

こしょう・わさび・唐辛子・からし、など

刺激の強い香辛料などは、犬の胃を刺激しすぎたり、内臓に負担をかけるものがあります。手作りフードを与えるときは、味付けをせずに煮るだけにするなど、食材の風味を味わわせてあげましょう。


その他

冷たいもの・熱いもの、飲み物について

食べ物や飲み物を与えるときは、温度にも注意が必要です。犬の体温と同じ38℃前後が適温です。冷たいまま与えると刺激によって下痢を起こしやすくなってしまいます。