愛犬の健康管理
子犬の健康のチェック

日常的に愛犬の健康チェックを行うことで、病気の予防や早期発見が可能です。
症状が出てからでは手遅れ・・・なんてこともありますので、愛犬のちょっとした変化は見逃さず、よく観察しましょう。
以下にあてはまる項目があったら、"要注意"のサインです。すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
チェック(1) 目ヤニが多い
粘液性、黄色い目ヤニが出ていたら、眼病や内臓疾患の疑いがあります。白っぽく少量であれば心配ありません。
チェック(2) 涙の量が多い
目の中に被毛が入っているなど、外部からの刺激が原因の場合は取り除いてあげてください。目ヤニが出ている時は、眼病にかかっている可能性、あるいは、感染症の前兆かもしれませんので注意が必要です。様子を見て回復しなければ、獣医さんに診てもらいましょう。
チェック(3) 目の色がおかしい
充血、白や黄色の濁り、タダレは病気のサインです。そのまま放っておくと取り返しのつかない事態になることもあります。速やかに獣医さんの診察を受けてください。
チェック(1) 耳あかやフケが出ている
外耳炎、または耳疥癬や皮膚の疥癬の疑いがあります。耳疥癬は外耳炎の一種。耳道内に繁殖したミミヒゼンダニにより、耳あかや痒みを生じます。
チェック(2) 耳の穴が汚れて悪臭がする
まずは耳の中をチェック。異常に汚れているようなら、きれいに掃除をして様子を見ましょう。首を傾けたり、触ると痛がる時は、外耳炎や中耳炎の可能性があります。
チェック(3) 耳が腫れている
耳の病気、あるいは虫さされや皮膚炎が原因と考えられます。とくに耳介(頭の外側に張り出している部分)がパンパンに腫れている時は、耳血種の疑いがあります。治りにくい病気ですから、直ちに獣医さんの診察を受けてください。
チェック(1) 長時間、鼻が乾いている
睡眠中や寝起きなら問題ありませんが、一日中乾いているようなら要注意です。栄養障害や発熱している場合は、ジステンパーなどの感染症も疑われます。様子を見て獣医さんに診てもらいましょう。
チェック(2) 鼻汁が出ている
少量なら心配ありません。垂れるほど出る、血液が混じっている、または膿のような黄色い鼻汁が出ている場合は獣医さんの診察を受けてください。鼻炎や歯周炎などの口腔内疾患のほか、ジステンパーなどの感染症の可能性もあります。
チェック(1) ヨダレが多く出ている
歯肉炎や口内炎といった、歯や口の内部の病気にかかっている疑いがあります。危険なのは、口臭、食欲不振や発熱、吐き気などを併発している時。感染症や内科疾患の可能性もあります。
チェック(2) 口臭が強い
歯が変色していたり、痛がって食事ができなかったりと、口の中に異常が見られる場合。これは歯周炎や歯肉炎、口内炎の症状の疑いがあります。口の内部に異常がない場合、消化器系の疾患が原因と考えられます。
チェック(1) 換毛期ではないのに大量に毛が抜ける
さまざまな皮膚病が考えられます。人にも感染する皮膚病にかかっている場合もあります。早めに獣医さんの診断を受けましょう。
チェック(2) 猛烈に痒がっている
犬が自分の体をしきりに引っかいたり、噛んだりするのは痒がっている証拠で皮膚病の症状です。ノミアレルギーやヒゼンダニ(疥癬の原因になるダニ)の寄生などさまざまな原因が考えられます。
チェック(1) 不自然に膨れている
考えられる原因は、フィラリア症や各種内科疾患です。なかでも注意が必要なのは、たくさん食べた後に吐くような動作をするが、吐物が出ない症状の併発です。大型犬種では胃拡張や胃捻転の可能性があり、一刻も早い処置が必要です。
チェック(2) 触ったとき、しこりのようなものがある
腫瘍やガンに冒されている可能性があります。特に、8歳以上の高齢犬ほど発生率が高いと言われています。腫瘍には良性のものもありますが、油断は禁物。早期発見、早期治療のためにも、的確な診断と治療が必要です。まずは獣医さんの診断を受けてください。
チェック(1) お尻を地面にこすりつけている
肛門のまわりが腫れているようなら、肛門のう炎の疑いがあります。肛門の両側にある肛門のうを絞ってあげてください。自分でできない場合は、獣医さんで処置してもらいましょう。肛門周囲腺炎、会陰ヘルニアの可能性もあります。
チェック(2) 生殖器に異常が見られる
オス犬に多いのは、前立腺や包皮の病気です。メス犬のおりものが多くなったときは、膣炎や子宮蓄膿症の疑いがあります。生殖器の異常は、細菌が原因で起こることが多いです。
チェック(1) 血の混じった下痢便をしている
下痢便に血が混ざっている場合は、さまざまな原因が考えられます。パルボウィルス感染症や腸内寄生虫感染症、胃腸炎など、素人では病名を特定するのは困難です。命にかかわる病気も少なくありません。至急、獣医さんの診断を受けてください。
チェック(2) 尿の量や色に異常が見られる
水分をたくさん欲しがり、尿の量が多くなる症状(多飲多尿)は糖尿病や腎臓病、赤みのある尿、血尿が出るのはフィラリア症のほか、タマネギ中毒や膀胱炎などの尿路系の疾患の疑いがあります。
以上、日頃から愛犬を観察していれば、すぐに変化に気づくことが出来ます。
愛犬と末長く一緒に暮らすためにも、少しの変化も見逃さず、しっかりと健康管理をしていきましょう。
子犬を選ぶときにも参考になる項目です。
しっかりと観察して、場合によっては動物病院に連れて行きましょう。
便の状態は飼い主にもわかりやすい健康チェックのポイントです。その変化は犬の体調をよくあらわしています。毎日観察するようにして、異常があれば早めに対処するようにしましょう。
下痢の場合には、ウイルス性などで進行が早く、体力のない子犬の場合には、数日で死亡してしまうケースもあります。激しい下痢をくり返したり、血便や嘔吐などの症状をともなう場合や、動かなくなりお腹を触ると嫌がる場合などは、重い病気が考えられるので早急に病院に連れて行きましょう。
【今すぐ病院へ】
・激しい下痢をくり返す。
・下痢ややわらかい便をくり返す。
【様子を見る】
・元気で食欲もあるが下痢をした。
子犬の食欲は健康のバロメーターです。ドッグフードを食べなければ、子犬の成長に影響します。極端に食欲がないようであれば、病気の疑いもあります。
突然食べなくなったときには、他に下痢や嘔吐などの症状がないか、チェックしてみてください。もし、そのような症状があれば、消化器官の病気やウイルス性の病気の可能性があります。また、いつもよりも水を飲むようであれば、腎不全や子宮蓄膿症の疑いもあります。
何日も食欲が回復しない場合は、重い病気にかかっている可能性もあるので、すぐに病院に連れて行きましょう。
食べ物の匂いを嗅ぐだけで食べない場合は、口内やのどの痛みで食べない場合があるそうです。
犬によってはエサを変えたり、環境の変化などでも、食べなくなることがあります。また、夏の暑さやホルモンバランスの影響で食べないこともあるようです。
1日中、何も食べなかったり、食べる量が減って痩せてきた場合などは、動物病院で相談しましょう。
【今すぐ病院へ】
・急に食欲が低下した
【念のため病院へ】
・徐々に食欲が低下した
【様子を見る】
・食欲がないが他に下痢や嘔吐などの症状がない。
犬は人間に比べると嘔吐することが多く、健康には心配のないこともあるそうです。しかし、嘔吐物をすぐに食べてしまうこともあります。嘔吐物をしっかりとチェックしておきましょう。
食べ過ぎのために吐いたりすることは、人に比べて珍しいことではないそうです。嘔吐した後も食欲があって、嘔吐をくり返すことがなければ心配することはないようです。
しかし、食欲がなかったり何度も嘔吐するようであれば、病気の可能性があります。嘔吐物に血が混ざっていたり、黄色だったりする場合には、今すぐ病院へ行く必要があります。
食事の直後に勢いよく噴射するように吐き出す場合は、食道が塞がれているなどの異常があった場合です。吐きそうなのに吐けない場合は、胃や食道の動きが鈍っている場合と、十二指腸の消化液が胃に逆流して吐き気をもよおしているのだそうです。
【今すぐ病院へ】
・くり返し嘔吐する、食後時間が経ってから嘔吐する
・メスでお腹が膨らむ、陰部から膿が出る症状がともなう場合
・下痢、血便をともなう、1日に何度も嘔吐する場合
・吐いたものが黄色、血が混じっている場合
【念のため病院へ】
・食後に勢いよく嘔吐する場合
【様子を見る】
・吐き気があり、口を舐めまわしたり、よだれをたらす場合
・一度嘔吐したが、他の症状がない場合
近年、皮膚の病気にかかる犬も増えてきました。皮膚の病気にかかると、痒み・湿疹がでたり異臭がする場合もあるそうです。
毛に覆われている犬の場合は、気付かない場合があるので、ブラッシングの際にチェックしてください。
アレルギーや細菌の場合は皮膚が赤みを帯び、肝臓や中毒が原因の場合には、黄色くなるそうです。また、紫色になる場合は血小板が減少していることが考えられるそうです。異常があると感じた場合には、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。
皮膚病にかかった犬は、噛んだり舐めたり、背中をこすり付けたりする動作をとり、それによって炎症が悪化する場合があるので、犬の行動をチェックして早期発見を心がけましょう。
【今すぐ病院へ】
・皮膚が黄色っぽい(目や歯茎も黄色っぽい)
・紫色のあざができている
【念のため病院へ】
・しこりがある
・異臭がする
・赤みがある
・湿疹ができている
・フケが出ている
・痒がっている
【様子を見る】
・ノミやダニがいる→駆虫してください。
(この場合も、素人判断は禁物。動物病院に相談しましょう)
目を見て体調が悪いのがわかる場合もあります。目の病気は放っておくと、視力にも影響するので、目の色や涙の量、目やにやまつげなどを観察してください。異常がある場合には足で目をこすったり、何かにこすりつけたりします。また、それにより悪化する場合があるので、おかしいと感じたときには、動物病院に相談しましょう。
【今すぐ病院へ】
・目の異常以外に、けいれんや発作を起こす
・眼球が震える
・瞳孔が開く
・しきりにまばたきをしたり、目を細める
・目が見えていない
・目がくぼむ、または飛び出ている
【念のため病院へ】
・ドロドロな目やにが大量に出る
・涙が大量に出る
・目が赤い
・目をこすりつける
【様子を見る】
・サラサラな目やにが出る
犬に多い耳の症状としては、耳ダニが多いと思います。耳が垂れ下がっていたり、耳の中まで毛が覆っている犬種に多く、常にキレイにしてあげなければいけません。
耳が痒いときには、足でかいたり何かにこすりつけたりします。汚れてきたときに自分で掃除するのが怖い人は、定期的に動物病院できれいにしてもらいましょう。
【今すぐ病院へ】
・耳が聞こえていない
・耳の中が出血している
・膿が出る
・耳の中が腫れている
【念のため病院へ】
・耳が臭う
・黒い耳垢が大量に出る
【様子を見る】
・耳が汚れている(手入れをして様子を見てください)